ベトナム不動産完全ガイド【2025年版】外国人の購入規制・価格・注意点を徹底解説

Hikaru Osaka

ベトナムで不動産を購入・投資する際は、日本との制度の違いや外国人に対する規制に注意が必要です。

本記事では、ベトナム不動産の購入手順やリスク、費用、よくある質問をわかりやすく解説します。

あわせて、送金コストを抑えるWise(ワイズ)もご紹介しますので、ベトナムの物件購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次 🔖

ベトナム不動産市場の現状【2025年最新】

ベトナムでは2015年に法律が変わり、外国人の不動産購入・所有が緩和されました。そのため、「今まで規制の厳しかった国が緩和した」ということで、外国人の不動産投資家が一気にベトナムに注目したという事情があります。¹

多くの外国人が不動産投資・購入に乗り出したことから、不動産価格の高騰が問題になりました。ベトナムの不動産価格はホーチミンなどの主要都市を中心に上昇傾向が続いています。

ベトナムの経済や不動産市場は新型コロナによる影響も一時不安視されていましたが、現在は早くも回復傾向です。経済についても堅調な成長を見せています。

ただ、外国人の不動産投資で不動産相場が影響を受けてしまったように、ベトナム経済や不動産市場が外的要因によって影響を受ける可能性はゼロではありません。²状況に合った判断をするためにも、今後のニュースをよくチェックしておきましょう。

さらに、今後の見通しとして、2024年8月1日から新土地法が施行され、市場の透明性や手続きの明確化が進むと考えられています。⁷

外国人がベトナムで不動産購入できる条件・規制

外国人がベトナムの不動産購入は無制限に許されるわけではありません。

物件や土地にそれぞれ条件・規制があります。

ベトナムの土地購入の規制・条件

ベトナムの土地は人民のものであり、国が代理管理するものという考え方になっています。そのため、移住や不動産投資などで土地が欲しくても、土地そのものの購入・所有はできないというルールです。³

土地に関してはベトナムという国から土地を借りる(使用権をもらう)かたちで使用します。

外国人の土地使用権は原則的に50年です。ただ、特別な場合は最長70年の土地使用権が認められています。期間満了後にさらに土地を使用する必要がある場合は、国が土地使用の延長を検討するという仕組みになっています。

ベトナムの物件購入の規制・条件

日本人などの外国人でもベトナムの物件を購入・所有可能です。³

ただし、次のような規制があります。

  • 外国人は原則的に中古物件を購入できない。外国人が購入した物件の所有期間を引き継ぐかたちでの購入は可能である
  • コンドミニアムは総戸数の30%まで、戸建て住宅は1街区につき250戸まで

ベトナム不動産購入おすすめエリア

ベトナムの不動産を購入するときは、まず「どのエリアのどの不動産を購入するか」を検討する必要があります。

不動産購入や不動産投資におすすめなのは次のようなエリアです。

  • ホーチミン:ベトナムの中心都市。経済活動が活発で、不動産価格の上昇が期待できる。日系のお店やレストランも多く、日本人にも住みやすい
  • ハノイ:生活の利便性が高いエリアだが、ホーチミンより静かで落ち着いている。不動産価格の上昇はホーチミンよりやや緩やか
  • ダナン:商業都市でありリゾート地。美しいビーチがある。人気のあるエリアだが、戸建て住宅やコンドミニアムの価格が手頃

ベトナム不動産購入の手続きとステップ

ベトナムの新築コンドミニアムなどを購入するときの流れは次の通りです。

  1. 購入した不動産を見つけたら予約金を支払い、予約同意書を提出する
  2. 不動産代金の第一期の支払い、不動産売買契約書にサインする
  3. 新築物件の完成までの間に不動産購入金を分割払いする
  4. 物件の完成後に不動産購入金を支払う、不動産の引き渡しを受けて引渡完了書にサインする
  5. 土地使用権・資産所有権証明書(レッドブック/ピンクブック)を受け取り、不動産購入金の残金を支払う

ベトナムの新築不動産を購入する場合、購入代金を一括で支払うのではなく、段階に合わせて分割で支払うところが特徴です。

このように日本の不動産売買と支払いのタイミングや流れがかなり違いますので、現地に詳しい不動産の専門業者に相談しサポートしてもらうことをおすすめします。

ベトナム不動産購入にかかる費用・税金・維持費

ベトナムの不動産購入時は購入費用や税金などがかかります。

加えて、不動産を維持するための費用も必要です。⁴

  • ベトナム不動産購入時の費用:購入費用、付加価値税、印紙税 など
  • 不動産購入後の維持費用:修繕費、管理費、非農地使用税、火災保険料 など
  • 不動産を売却するときの費用:個人所得税(キャピタルゲイン税)など

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ベトナムの不動産購入に役立つWiseの画像

ベトナムでの不動産購入では、手付金・残金の支払い、管理費の送金など、海外への送金が頻繁に必要になります。

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ベトナム不動産購入の注意点とリスク

ベトナムの不動産購入や不動産投資にはリスクがあります。

ベトナムのコンドミニアムや戸建て住宅の購入を検討するときは、こうしたリスクも考えた上で決めることが重要です。

  • 政治的なリスク:ベトナムは一党独裁の社会主義の国。不動産をはじめとして外国人に対する規制も厳しめである⁵
  • 為替リスク:日本円と現地通貨(ベトナム・ドン)の差益で損失を被るリスクがある
  • 送金のリスク:ベトナムは外貨に敏感な国で、海外送金には多数の書類が必要になる。送金が大変な国のひとつである⁶
  • 市場リスク:不動産相場は上がる可能性もあるが、逆に下がる可能性もある。不動産相場・価格が下がって損失が出る可能性がある
  • 不動産投資の運用リスク:賃貸不動産を運用しても空室が出てしまうリスクや、管理会社がしっかり管理してくれないリスクなどがある
  • 不動産竣工のリスク:資金不足やトラブルなどによりデベロッパーから物件の引き渡しを受けられないことがある。日本より物件の耐震性能が低い点にも注意が必要
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ベトナム不動産の購入でよくある質問

移住や投資などの目的でベトナムの不動産を購入する際によくある質問をまとめました。

①ベトナムで土地は購入できますか?

ベトナムの土地は購入できません。

ベトナムは土地に対して「土地は人民のもので、国家が人民の代理として管理を行っている」という考え方を持っています。ベトナムの土地は国のもの、そして国の管理下にあるので、購入できないというルールになっています。

②ベトナムの家の平均価格はいくらですか?

ベトナムの家の平均的な価格は1,000万円前後~2億円以上になっています。

不動産のあるエリアや不動産のタイプによっても平均価格が異なります。

③ベトナムの不動産は固定資産税はかかりますか?

ベトナムには日本のような固定資産税はありません。

日本とは税制が異なりますので、事前に不動産関連の税金について調べておくことをおすすめします。

④ベトナムでは不動産の所有権は認められていますか?

ベトナムの物件は購入・所有共に可能です。ただし戸数制限など規制がありますので注意してください。

土地の購入や所有は認められていません。

⑤ベトナムで外国人が不動産を購入するには?

外国人でもベトナムの不動産を購入可能ですが、中古物件は原則的に購入できないなど規制があります。

規制の範囲内で購入できる不動産を探し、購入手続きをするという流れになります。「ベトナム不動産購入の手続きとステップ」の見出しも参考にしてください。

まとめ

ベトナムの不動産購入や投資、不動産の維持には資金が必要です。

必要な資金を銀行などで送金するという方法もありますが、ベトナムへの送金は比較的難しく手間がかかります。ベトナムでの資金が必要なときは、海外送金や資産移転が難しい国だと考えて便利かつスムーズに送金できるサービスの利用を検討してはいかがでしょう。

Wise(ワイズ)は海外送金に特化しているサービスです。ベトナムなど海外送金も安い手数料でスムーズにできますので、移住の準備から不動産の購入まで、ぜひWiseを有効活用してください。

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ソース
  1. ベトナムの不動産市場停滞の背景と今後の見通し
  2. 第1四半期のGDP成長率は6.93%も、今後の経済成長は不透明感高まる(ベトナム) | ビジネス短信
  3. ベトナムの不動産関連情報 | 海外建設・不動産市場データベース | 国土交通省
  4. 税制 | ベトナム - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ
  5. ベトナム基礎データ|外務省
  6. 為替管理制度 | ベトナム - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ
  7. ベトナム:新土地法が 5 か月前倒しで施行へ

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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