ETIAS(エティアス)最新情報:日本人がヨーロッパ旅行で必要な申請方法と導入時期【2025・2026年対応】

Hikaru Osaka

ETIAS(エティアス)はイタリアやスペイン、フランス、ドイツなどヨーロッパ諸国を旅行する際の事前申請・認証の制度です。

ETIASの対象になる国に日本人が旅行する際は、旅行前にインターネットで申請手続きをすることになります。EU/ヨーロッパ諸国への旅行を計画している方は旅行時の支払い方法なども含め、一度しっかり計画を見直してみてはいかがでしょう。

欧州諸国での支払いに便利なWise(ワイズ)についてもご紹介しますので、EU/ヨーロッパ旅行の計画を立てるときや、計画の見直しのときに役立てていただければと思います。

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目次 🔖

ETIAS(エティアス)とは?

ETIAS(欧州渡航情報認証制度、エティアス) ¹とは、日本人がヨーロッパに渡航する前に行う事前申請・認証手続きのことです。

EU/ヨーロッパ諸国は犯罪やテロなどから自国の人たちを守りたいと考えています。そのため、海外から欧州に渡航する人たちに対して「事前に申し出てください」「事前に審査させてください」と手続きを求めることになりました。

ETIASの手続きをしない方や申請拒否となった方に関しては、対象のEU/ヨーロッパ諸国に入国できないという仕組みに変更されます。

これからはじまる「ヨーロッパ旅行の前に申請し、認証してもらう制度」がETIASです。

いつから?ETIASは2026年末から日本人に義務化予定

ETIASは2025年8月の時点でまだスタートしていません。

いつからヨーロッパ旅行の際にETIASの申請・認証が必要になるのでしょう?

ETIASがいつから日本人に義務化されるか、以前にスタート時期が延期された事情などを説明します。

ETIASが日本人に義務化されるのはいつから?

ETIASの2026年第4四半期からスタートする予定です¹²。

フランスなどヨーロッパ旅行を予定している方は、ETIASのスタート時期について最新の情報をチェックしておくことをおすすめします。

ETIASは過去にスタート時期が延期されている

ETIASは2022年にスタート予定でした。しかし、予定が変更されて2026年スタートに延期されています。

システムの開発やテスト段階での予期せぬトラブルなどが主な延期の理由です。

ETIASが必要な国一覧(シェンゲン圏30カ国)

ETIASが必要なのは欧州30カ国です。

【欧州30カ国】¹
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ルーマニア

英国などのEU非加盟国やアイルランドなどはETIASの対象外になっています。

イタリアやスペイン、ドイツ、フランスなど、日本人がよく旅行する国々もETIASの対象です。2026年にETIASがスタートした際は、渡航時の申請忘れがないよう注意してください。

ETIASのオンライン申請ガイド

日本人がフランスなどの旅行する際はオンラインでのETIAS申請が可能です。

  1. ETIASの公式サイトなど申請に必要なサイトを開く³¹
  2. 手元にパスポートや渡航書類を用意する
  3. 必要な情報を記入する
  4. 情報を記載した申請フォームを送信する
  5. ETIAS申請料(20ユーロ)を支払う

以上の申請方法でETIASの手続きを行うと、審査が行われます。審査にパスしたらその旨のメールが届くという流れになっています。

ETIASの申請費用は20ユーロですが、18歳未満もしくは70歳以上の方の申請は無料です。

ETIAS申請が認証されると、その認証は3年間有効です。ただし、パスポートの期限が3年に満たない場合は、パスポートの期限までとなります。

ETIAS申請に必要な情報

ETIASのオンライン申請には次のような情報が必要です。¹

  • 氏名・生年月日・出生地・国籍・自宅の住所などの基本的な申請者の情報
  • 申請者のパスポート情報
  • 申請者の現在の就労先や在学先に関する情報
  • ETIAS対象国への渡航・滞在計画
  • 申請者の過去の前科・戦争・紛争地域への渡航歴
  • ETIAS対象国における入国拒否や強制送還の履歴 など

ETIAS申請期間はいつから?

ETIAS申請は旅行の1カ月以上前からがおすすめです。

審査の際に追加で書類・情報を求められるようなケースもありますので、早め早めに手続きしておくことをおすすめします。

ETIASの申請から承認にかかる期間

申請にかかる時間は数分~96時間が目安です。

ただ、混雑している場合や情報の不備などがあると、目安以上の時間を要する可能性があります。

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ETIAS申請においての注意点

ETIAS申請で特に注意したい費用や条件などについて補足します。

ETIASの申請条件とは?

ETIASの申請条件は次の通りです。

  • パスポート(シェンゲン協定加盟国出国予定日から3カ月以上の有効期間が必要)
  • メールアドレス
  • デビットカードやクレジットカードなどの費用の支払い方法

ETIASの申請料はいくら?

申請料は20ユーロです。ただし、申請料が必要なのは18歳以上になっています。18歳に満たない方や70歳以上の方は無料です。¹

申請料はクレジットカードやデビットカードで支払い可能です。

国際ブランドはVISA、Master Card、JCB、Diners Club、American Express⁴に対応しています。

申請フォームの場所はどこ?

ETIASの申請フォームは公式サイトになります

公式サイトにはETIAS関連の各種情報や最新情報などもありますので、申請フォームに記載する前に一読しておくことをおすすめします。

自分でETIASを申請できない場合は?

ETIASは第三者に代理申請することも可能です。

たとえばご自身での申請が難しい場合、ご家族や仲介業者などの第三者に申請してもらう方法が考えられます。

前科がある場合のETIASへの影響は?

前科があると旅行先の国にとってリスクの高い人物であると判断される可能性があります。

結果、ETIASを申請しても却下される可能性が高くなります。

ETIASを申請しないとどうなる?

ETIASの申請・認証が必要な国に旅行する際に必要な手続きをしていないと、基本的に入国を拒否されてしまいます。

ETIAS導入スケジュールの最新情報

ETIAS導入や申請などについては公式サイトや日本の外務省のホームページなどで最新情報を入手可能です。また、フランスなど各国の大使館のホームページでも情報を発信していることがあります。スケジュールや申請方法などの最新情報を入手したい場合は、こうした公式ホームページや各国の信頼性の高いサイトを参考にすることをおすすめします。

ETIASに関する最新情報としては、「将来的にEESと連動予定」と発表されました。

EES(Entry/Exit System)とは欧州の新たな出入国管理システムのことです。EESは2026年スタート予定のETIASに先立って2025年からの導入となっています。

ETIAS は「2025年5月からどうなる?」と不安になった方もいらっしゃるようですが、まずはEESを導入し、それからETIASのスタートという流れで進んでいます。

ETIAS申請がまだできない理由は、ETIASのスタートは基本的に2026年予定だからです。スタート以降は申請できるようになる見通しです。

今後も最新情報やスケジュール変更が発表される可能性がありますので、公式サイトなどで最新情報をチェックしておきましょう。

ETIAS(エティアス)のよくある質問

ETIASはいつから必要ですか?

ETIASの申請は2026年から必要になる予定です。

今後も日本の外務省や、フランスなど各国の大使館から新しい情報が発表される可能性があります。

今後のスケジュールや最新情報も注視しておきましょう。

ETIAS申請は必須ですか?

日本はETIAS申請の対象国になっています。

そのため、事前にETIASが必要な国に渡航する際は手続きが必要になっています。

なお、ETIASは90日以内の観光・ビジネスが目的の渡航者が対象です。留学や就労が目的の渡航は対象外になっていますので、別途ビザの取得を検討する必要があります。⁴

フランス旅行に行くにはETIASが必要ですか?

フランス旅行に行くにはETIASが必要です。

フランス以外にも、日本人がよく行くドイツやイタリア、スペインなどに旅行する際も必要になります。

ETIASは何日前までに申請すればいいですか?

対象国に出発する1カ月前までにはETIASの申請を終わらせておくことをおすすめします。

出発直前に申請すると、手続きの遅延や情報の不備などで認証が間に合わない可能性があります。

ETIASの申請料はいくらですか?

ETIASの申請料は申請1件につき20ユーロです。

申請者が18歳に満たない場合や70歳以上の場合は無料になっています。¹

ETIASの申請フォームはどこですか?

ETIASの公式サイトに申請フォームがあります。

まとめ

イタリアやフランス、ドイツなどへの旅行は、2026年からETIASの申請が必要になります。旅行を楽しむためにも、手続きの準備は忘れずに進めましょう。

また、ヨーロッパ旅行をより快適にするには、ETIASだけでなく 支払い方法や外貨の管理方法 も見直しておくのがおすすめです。

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ソース

  1. 欧州諸国を訪問する方へ|外務省
  2. 欧州渡航認証(ETIAS) | 在フランス日本国大使館- Ambassade du Japon en France
  3. ETIASホーム
  4. ETIAS(エティアス)申請

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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