法人カードの作り方・申し込み方法を徹底解説|初心者・個人事業主・設立直後でも安心の選び方

Hikaru Osaka

個人事業主や中小企業が事業に使う法人カード。

法人カードを選んだら、次は申し込みが必要になります。申し込みの際は法人カード会社側が求める情報の他、書類の提出も必要です。

この記事では法人カードの作り方を申し込みや必要書類の提出など、基本的な流れについて解説します。

個人事業主や設立直後の法人でも作れるタイプの法人カードや、審査なしで作れるWise法人デビットカードなども取り上げますので、法人カード選びや作り方で悩んでいる方の参考になればと思います。

目次🔖

法人カードの作り方ステップガイド

法人カードには従業員数の多い法人向けの「コーポレートカード」と、従業員数の少ない法人向けの「ビジネスカード」があります。

  • コーポレートカード / 従業員数20人以上の法人向け
  • ビジネスカード / 従業員数20人以下の法人、個人事業主向け

法人カードの作り方はどちらのカードタイプでも基本的に同じです。

まずは作りたい法人カードを選び、その後に必要書類など申し込みの準備をする。それからネットなどを通じて法人カードの申し込みをして必要書類を提出し、審査を受けるという流れが基本になっています。

法人カードの作り方の流れや必要書類などについて順番に説明します。

法人カードを作るときに用意すべき必要書類

法人カードの申し込みではカード会社側に必要書類を提出しなければいけません。

提出を求められる必要書類は法人カード会社によって違いがあります。法人カード会社のホームページなどに記載がありますので、申し込み前に準備しておくとスムーズです。

法人カードの申し込み時に提出を求められる必要書類や、記載を求められる情報の一例をご紹介します。

【法人カードの申し込み時に記載が必要な情報(一例)】

  • 法人の名前や事業所
  • 資本金
  • 従業員数
  • メールアドレス など

【法人カードの申し込み時に提出する必要書類(一例)】

  • 法人カード申し込み書
  • 代表者の本人確認書類のコピー / 運転免許証、個人番号(マイナンバー)カード、パスポート、他
  • 引き落とし用の法人口座の情報
  • 登記簿謄本 など

申し込み前に法人カードの種類を決める(クレジット・デビット・プリペイド)

法人カードといわれると法人クレジットカードを想像しがちです。

法人カードには法人クレジットカードの他にもデビットカードやプリペイドカードなどのタイプがあります。

法人カードのタイプによって審査の有無や支払い方式が異なるため注意してください。

  • クレジットカード / 使用分が後からまとめて引き落としされる後払い方式である。申し込みの際には審査がある
  • デビットカード / 決済分が即座に銀行口座から引き落としされる即時払い方式である。基本的に審査なしで発行できる
  • プリペイドカード / あらかじめお金をチャージして使う前払い方式である。基本的に審査なしで発行できる

法人カードを申し込む前のカード選びでは、法人カードのタイプを選んでから具体的なカード選びをするとスムーズです。

法人カード申し込みの流れ

法人カードの作り方ではまずは申し込み、それからカード会社側の審査という流れになっています。

具体的な作り方は次の通りです。

  1. 法人カード選びをする / カードタイプ選びや具体的に申し込む法人カードを選ぶ
  2. 法人カード申し込みの準備をする / 申し込み書の取得や必要書類の準備など
  3. 法人カードの申し込みをする / ネットあるいは郵送などで申し込みをする
  4. 法人カード発行の審査 / 法人カード会社側が申し込み内容や必要書類をもとに審査する
  5. 法人カードの発行 / 法人カードが発行される

法人カードの作り方の流れの中で注意すべきは審査です。

カード会社側の審査に落ちてしまうと、法人カードは発行できません。

審査落ちには「事業実態が確認できなかった」「カード会社側が支払いに不安を感じた」など、さまざまな原因が考えられます。

必要書類の不備や申し込み書の記載ミスなども審査落ちの原因になりますので、注意してください。

法人カードの申し込みでは即日発行はできる?

法人向けのクレジットカードで即日発行できるものはほぼありません。法人カードは個人向けのカードより利用枠が大きく、審査でチェックするポイントも多いからです。

作り方の一連の流れにどうしても時間がかかってしまう関係上、即日発行は難しく、即日発行できるカードはほぼないという結論です。

ただ、即日発行は難しくても、即時発行なら可能な法人カードがあります。

法人カードによっては申し込み後すぐにカード番号を即時発行してくれます。JCBのBiz ONE¹などは最短5分で番号を即時発行してくれる法人カードです。

法人カードの発行を急いでいるなら、作り方の一連の流れの最初に「すぐに番号を発行してくれる法人カード」を選ぶことがポイントです。

個人事業主や設立直後でも作れる法人カードとは?

個人事事業主や設立直後の会社でも作れる法人カードには、

  • JCB Biz ONE¹
  • ライフカードビジネスライトプラス²
  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ³

などがあります。

ただ、こうした法人カードの場合、作り方の流れの中に審査があります。

法人カードのクレジット審査が厳しいケースの対処法

法人カードの作り方の流れでどうしても審査が不安なときは2つの対処法があります。

  • 審査なしのデビットカードを作る
  • デポジット型法人クレジットカードの申し込みをする

作り方で「審査なし」になっているデビットカードという選択肢

法人カードの中でもデビットカードは基本的に審査なしで発行可能です。審査なしで発行できるデビットカードには、Wise法人デビットカード⁴などがあります。

作り方の流れの中で特に審査が不安なら、審査なしで作れるデビットカードに切り替えてみてはいかがでしょう。

デポジット型(保証金あり)法人クレジットカードとの違い

作り方の流れの中で審査が不安だ。けれど、どうしても法人向けのクレジットカードが必要だ。

このようなケースでは先に保証金(デポジット)を差し入れるタイプの法人向けクレジットカードを検討してはいかがでしょう。

デポジット型クレジットカードは一般的に「法人向けの通常のクレカより審査に通りやすい」と言われています。

個人事業主や開業直後の会社での作りやすいデポジット型法人カードには、ライフのデポジット型ビジネスカード⁵などがあります。

🌍 外貨もカードも、これひとつ。Wise法人アカウント

Wise法人アカウントなら、年会費無料の法人デビットカードをすぐに発行可能。さらに、40以上の通貨の口座管理・海外送金・外貨受け取りまで、すべてオンラインで完結できます。設立間もない法人や個人事業主でも、安心して始められます。

Wise法人アカウントの特長:

  • 世界70カ国以上に格安で送金
  • 1つのアカウントで40以上の通貨を保有・両替
  • 160カ国以上で利用できるデビットカード
  • アメリカやイギリスなどの口座情報を取得し、外貨のまま支払い受け取りが可能口座情報を取得するために、一回限りの手数料3,000円がかかります
  • 月額料金や開設費用は無料

銀行とWiseの海外送金比較

📣 Wise法人アカウントを開設する

法人カードの作り方や選び方でよくある質問と注意点

法人カードの作り方や選び方でよくある疑問や不安をQ&A形式でまとめました。

Q&A①法人カードとビジネスカードの違いとは?

法人カードは法人向けとして発行されるカード全般を指します。ビジネスカードは法人カードの一種で、従業員数の少ない中小企業や個人事業主向けの法人カードのことです。

法人カードという大きな枠の中にビジネスカードが含まれます。

Q&A②クレジットカードとデビットカード、どちらを選ぶべき?

クレジットカードとデビットカードの大きな違いは「支払い方法」と「審査不要で作れるか」です。

クレジットカードは使用分が後日まとめて引き落としされる後払い方式で、作り方の一連の流れの中に審査があります。デビットカードは審査なしで作れ、使用分は即座に引き落としされる即時払い方式です。

法人向けのクレジットカードとデビットカードで悩んだときは、支払い方法や審査の有無などで選んではいかがでしょう。

  • 審査が不安→デビットカードがおすすめ
  • 後払いが不安→デビットカードがおすすめ
  • 使用分をまとめて支払いたい→クレジットカードがおすすめ

なお、法人向けのクレジットカードとデビットカードは併用も可能です。

Q&A③法人カードの審査に落ちたらどうすればいい?

法人向けのクレジットカードには審査があります。

作り方の一連の流れの中で「審査落ち」という結果になってしまうこともあります。

作り方の一連の流れの中で審査落ちしてしまったときは次のような対処法がおすすめです。

  • 別の法人カードに申し込む
  • 実績などを積み重ねてから再度同じ法人カードに申し込む
  • 申し込む法人カードのタイプを変える

A法人カードで審査落ちしても、B法人カードは審査パスすることがあります。審査に落ちたら別の法人カードに申し込むという対処法があります。また、審査が必要なクレカから審査不要なデビットカードに変更することも対処法です。

どうしてもその法人カードを発行したいのであれば、審査落ちの原因を分析し、その原因に対処することが重要です。

たとえば実績が乏しいために審査落ちしたと考えられる場合は、実績作りをしてからあらためて申し込みすることが対処法になります。

Q&A④法人カードの引き落としを個人口座に設定できる?

法人口座の引き落とし先に個人口座を指定できることがあります。

個人口座を引き落とし先に指定できるかどうかは法人カードによって異なります。個人事業主向けのクレジットカードであれば基本的に個人口座を引き落とし先として指定可能です。

  • 会社決済型 / 会社の法人口座から引き落としされるタイプ。法人カードを複数枚発行したときも、すべて会社の法人口座からの引き落としとなる
  • 個人決済型 / 使用分をカード名義人ごとの口座から引き落としするタイプ。私用と社用、両方の用途で使える

どうしても個人口座から引き落とししたい。引き落とし先として指定したい口座がある。このようなケースでは法人カードの作り方を確認すると共に、引き落とし先として指定できる口座タイプについても確認しておくことが重要です。

📣 Wise法人アカウントを開設する

まとめ

法人カードの基本的な作り方は、まずは法人カードを選び、それから申し込みや必要書類の提出、審査という流れになっています。

作り方の中で多くの個人事業主や中小企業の経営者が不安なのは審査ではないでしょうか。

法人カードの中には審査不要で作れるデビットカードなどもありますので、審査が不安ならデビットカードに申し込むといった対処法があります。

法人向けのデビットカードであればWise法人デビットカードがおすすめです。

Wise法人デビットカードは審査不要で海外送金手数料が格安など、法人のコスト削減に向いています。審査不要のWise法人デビットカードは法人向けクレジットカードとの併用も可能です。

法人カードを賢く使い分け、ビジネスの幅を広げてください!


ソース
  1. Biz ONE|法人カードのお申し込みなら
  2. ライフカードビジネスライトプラス | クレジットカードはライフカード
  3. 三井住友カード ビジネスオーナーズ|中小規模企業・個人事業主向け法人カードの三井住友VISAカード
  4. 海外ビジネスデビットカード - 国際的な支払い - Wise
  5. デポジット型ビジネスカード | クレジットカードはライフカード

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

国境のない金融

詳しくはこちら
ビジネス

法人カード限度額の決まり方と平均は?高限度額カード&増枠のコツも解説

法人クレジットカードや個人クレジットカードには限度額があります。法人カード限度額はどのような要因で決まるのでしょう。この記事では法人カード限度額の決まり方や利用限度額の増枠方法、法人カード限度額比較で限度額が高いおすすめカード、限度額や審査を気にせずに済むWiseビジネスデビットカードなどを解説します。

Hikaru Osaka
2025年5月30日 12分で読めます
ビジネス

法人カードは即日発行できる?最短発行の仕組みとおすすめカードを徹底解説

法人カードは即日発行できません。個人事業主や中小企業の経営者の方が「最短で発行したい」と思っても、なぜ即日発行できないのでしょう。この記事では法人カードを即日発行できない理由やWiseデビットカードなどバーチャルカードを即時発行できるおすすめ法人カード、法人カードを最短期間で発行するコツなどを解説します。

Hikaru Osaka
2025年5月30日 9分で読めます
ビジネス

法人カードの個人利用はNG?ポイント・マイルの扱いや税務上の注意点をわかりやすく解説

法人カードは原則的に個人利用NGです。この記事では法人カードを個人利用する際の税務や仕訳、ポイント・マイルの問題点、個人利用の防止方法について解説します。法人カードと個人利用分のカードを分けたいときのおすすめとして、コスト節約機能に優れたWise法人カードについてもご紹介します。

Hikaru Osaka
2025年5月19日 9分で読めます
ビジネス

【2025年最新】法人口座開設を断られる理由と審査を通過するための対策

法人口座開設で多くの法人や個人事業主が不安なのが審査です。法人口座開設ではどのような理由で断られるのでしょう。銀行の法人口座開設で断られる理由や断られたら困るときの対策、事業のコストを削減できるWise法人アカウントなどについて解説します。

Hikaru Osaka
2025年5月8日 7分で読めます

役立つ情報、ニュース、お知らせ